こどもが『当たり前』を学ぶということ

今日は日曜日。


我が家では、毎週日曜日に“爪切り”をします。
そんでもって、1ヶ月に1回ぐらいの頻度で、
一緒に“耳かき”もします。


午前中のおやつを食べたものから順番に、
私のヒザの上に寝っ転がって、まず爪切り。


長女は、もう小6なので爪は自分で切り、
耳かきだけ私がします。
いつも、外で元気よく遊んでるせいか?!黒い耳クソが出てきます^^;


次女は、
慣れたもので、普通に爪切り・・・そして、
耳かきの時、少しこそばイイのか?(くすぐったい)
ヘラヘラしてますw


3女は・・・手の爪がありません!(のびてない!ってことですw)
最近、爪を噛む癖がついて、なかなか爪が切るほどのびません。。
あまり、しつこく言うと逆効果なのかなぁ、と思い
目についたとき「爪、美味しい?」と注意しますが、
3女という立場上、いつも色々と葛藤してるんでしょう・・・
時々、無性に甘えてくることがあります。
甘えたいけど、甘えられない・・・
そんな3女の態度がいじらしく、
爪を噛む癖の原因もそこにあるのかなぁ・・・と、そっと見守ってます。


で、4女は、
次女と同じく爪を切るときも、耳かきするときもヘラヘラしてますw
でも、ちゃんと「動かないで!危ないから。」と言うと、
笑いをこらえてじっとしてます。


お姉ちゃんたちの姿を見てるからでしょう。
嫌がらずにさせてくれるので助かります。


ところで・・・


爪切り&耳かきの時、
必ずと言っていいほど「自分でする〜〜!」と言い出すのが、
3女&4女なのですが、


特に4女(3歳)は最近ハサミの使い方を覚え、
何か切りたくてしょうがない年頃みたいなんです。


で、今日も・・・
自分の髪の毛を切ろうとして長女から怒鳴られてましたw


ですがこれって・・・
よそのご家庭ですけど、
本当に自分の髪の毛を切ってしまったお子さんもいるぐらいで、
一般的に、あまり珍しい話ではないですよね。


まぁ、ハサミでケガをしなければ、
髪の毛切るぐらい、じきにのびてくるものなのでたいして大騒ぎするようなことじゃないです。


ただ、
『髪の毛はのびる』という常識は、
子供にとっては曖昧な事実で、
一言で『のびるから髪の毛を切っても大丈夫!』じゃないんですね。


なぜなら・・・


お人形の髪の毛は切ってしまったら二度とのびてこない!からです。


「そんなの当たり前じゃん!」と思うのは、
ある程度成長した人間の言うこと。


幼い子供にとっては、
“髪の毛”は人間のものでも人形のものでも全部“髪の毛”なんですねw


実際、
私は子供の頃(4歳?か、5歳ぐらいの時)
自分のお人形さんの髪の毛をカットしてあげたことがあります。


多分、夏だから・・・とか、
いつも同じ髪型じゃかわいそうよね♪なんて、
自分が散髪屋さんにでもなったような気持ちで切ったんだと思います。


ところが・・・


その後、
いくら待っても、お人形さんの髪の毛がのびることはなく、
ショートカットでザンギリのまま。
のびてこない、もう二度と髪型を変えることができなくなったお人形さんに、
「ごめんね〜!」とあやまったのは、その後1年ぐらい経ってからだったと思います。


今では、勿論?!お人形さんの髪の毛がのびることはないと、わかってますが、
(当たり前?!w)
この大人にとっての『当たり前』が子供に『当たり前』のことと認識出来るようになるのは、
大変、個人差があります。


・・・大人の常識は、子供にとっての常識ではないんです。


『髪の毛がのびる』という常識だけじゃなく、
世の中の“一般常識”というものを、
今のご時世、子供の頃から教わっっているのかなぁ・・・
いえ、大人が教えているのかなぁ・・・
教わって理解していってるのかなぁ・・・と、
私は、そこを深く考えたいと思います。


そんなことを考えながら、
子供といろんなことを学ぶ毎日を過ごす、今日この頃です。